株式会社エスアイティー 代表取締役 伊藤誠之様 (前:株式会社レガーレ)

−栄駅徒歩2分とすごくいい立地ですが、レガーレカフェ栄の事業内容を教えてください−
名古屋栄のコワーキングスペースという店舗を経営をしておりました。今でこそ浸透してきていますが、当時10年近く前では、レンタルオフィス・シェアオフィス・有料自習室という認識に親しい業態になるかと思います。
そんなハード面と、ソフト面では人と人が繋がったり、人を後押し・応援するスペースとしてサービスを提供、運営していました。

−当社にご連絡いただいたきっかけを教えてください−
コワーキングスペースを運営して11年目の節目でした。
当社の参入はコワーキングスペース黎明期で先駆者側でした。成長期、成熟期に多くのコワーキングスペースへの参入がありましたが、1年未満で廃業するケースも多かったと思います。ただコワーキングスペース事業は単体のみでやっていくのはきびしい部分もあり、当社も掛け合わせて事業を展開していきました。
当時を思い返せば、イベント事業、結婚相談所事業、出版事業、HP制作事業など、店舗以外の運営面での労力もあり、
正直かけ合わせ事業への疲弊もあったと思います。
今年1月の年初に、今年1年どんな事業を組み合わせて何をやろうかと思った時に、コロナ明けもありさらに店舗の展望を考えたり、その現場を盛りたてながら思うと、中々良いアイデアも浮かばず目先の仕事に追われていました。
そして自分の目標や展望にワクワクできなかったのが経営者として致命的であったと思います。

そんなときに偶然渡邉代表のSNSをみて「会社買取センター」のことを知ったことがきっかけです。
お店を運営している者として、閉店するや店を畳む、というのは頭に入れては経営していません。よぎる事があったとしても振り払う程度で、深掘りしてはいませんでした。そこに、買い取ってもらい継続経営へのバトンタッチをすると書いてあったところにハッとしました。
またそんな方法もあるんだと第三の選択肢に気づかせてもらい興味を持ちました。お店が無くならずに存続して、自分の立ち振る舞いが変わるなんて手段があるんだと。もし自分が店を離れて引き継いでいただい時、自分はどうなっていくんだろう?とちょっと勇気を出して想像してみました。現場業務から離れて身軽に動くことができたら、何が出来るんだろうかと。

そんなこれからを考えると、起業当初のようなワクワクするものが湧いてきました。
そして思い立ったら吉日と、すぐにDMをしたのがきっかけです。

−引継ぎを進めるうえで不安だった部分、実際に無事引継ぎを迎えてのご感想はいかがでしょうか?−
やはり10年近くもやってきて使っていただいている会員さんも多くいたので、どうやって会員さんに迷惑をかけないかが気がかりでした。変わらず不足なく引き継ぎしてもらえるかという部分で不安もあったが、業務を見直し、仕組み化、見える化、組織化の3つを重要視して作り替えました。その甲斐あって無事引き継いでいただいてホッとしてます。
私は端から事業を売ろうと思ってスタートしたわけではなかったので、かなり属人的になっていたと思います。しかし本気で覚悟をもってやろうと思えば、この短時間で属人的な部分は排除出来るものなんだなというのを実感しました。

−会社買取センター®︎の評価はいかがでしたでしょうか?−
少し大袈裟かもしれませんが、会社買取センターは命の恩人では無いですが、新しい人生をいただいた恩人だと思っています。ありがとうございます。
私毎ですが、日々休む事なくお店に立っているので、自由に身動きが取れず、親の死に目にも会えないんだろうと思っていました。そして偶然にも会社買取を迎えた後のタイミングで父方が入院することとなり、結果不幸中の幸いではないですが、無事に看病し看取ることができました。冠婚葬祭毎はと、腹を括っていましたが、そういった事は後で後悔するかもしれません。
個人的にも絶妙なタイミングで会社買取センターさんに引き継いでいただく事ができて、本当に良かったと思っています。

−自由に動けるようになって、今後の展開はどのようにお考えですか?−
新しい法人(株式会社エスアイティー:https://sit-corp.jp/)を作り、兼ねてから展開していた事業でHP制作事業を行っています。
HP制作事業URL:https://lega-re.com/

また店舗経営の責務から離れてキャパができた事で、色々なことに挑戦できるようになりました。
私は脱サラした創業側のなので、サラリーマンを第一の人生、脱サラして第二の人生として起業へチャレンジし10年続けた会社を譲渡させてもらい、そして今は第三の人生に向けてまた一からのチャレンジをと思っていてます。今ではこれからの人生に”挑戦”をキーワードにワクワクしています。

−新たな事業展開が楽しみですね。本日はありがとうございました−

−当記事をご覧いただいた皆様へ
当案件では、買取事例その後という記事として、引き継いだ後の新社長にもインタビューを行っていきますので、楽しみにしていてくださいね!